toggle
2019-10-23

飯野モモコ

Iino Momoko

東京都生まれ
セツ・モードセミナー卒。
2015年より「FANTANIMA!」会場美術チームに参加。
2016年より「MISOROGI人形展」出品。
2018年より「FANTANIMA!」東京・関西 出品
自作のオルゴナイトを瞳に使用し、フェイクファーやビーズを纏った摩訶不思議な生き物ORGONE CREATURES(オルゴンクリーチャーズ)を制作しています。水晶や金属、サンゴの砂に包み込まれたオルゴナイトの瞳には輝く宇宙のような世界が広がります。
東京在住

URL https://www.momokoiino.com/

ORGONE CREATURES
“INARI”
40cm  布、粘土、ペレット、綿

今回のテーマである自然のしづけさをイメージした時に
ふと、夜のお稲荷様が目に浮かびました。
お稲荷様は稲作や農業の神様。
まだお稲荷様が生まれる前、
幻獣のINARI(イナリ)がその年の豊穣を月光を浴びながら満月と喜び分かち合っている、
そしてのちにお稲荷様になってゆく、、
そのようなイメージで制作しました。

瞳にオルゴナイト
頭から水晶を生やし、シルバービーズがあしらわれています。
ボディにフェイクファー、圧縮ウール、中にペレット、綿、手脚は軽量石塑土、表面にドライフラワーを埋め込んでいます。
全体をトップコートで仕上げ艶やかで傷がつきにくくなっています。
耳にはフェイクグリーンと加工済みのドライフラワーを使用、ズボンは農家のモンペのイメージを切り取り、膝にパッチワーク風の当て布がしてあります。
稲穂は取り外し可能。
腕と脚にアルミの針金が通っていて曲げることが出来、お腹の中にペレットを使用しているのでさわり心地がビーズクッションの様にモチモチです
色付には珈琲とアクリル絵の具を使用。珈琲独特の柔らかい色合いが特徴です。
尻尾の触り心地がとにかく気持ちよいです。

今回の作品で挑戦したものは石塑粘土で作る手や足でした。
作品で粘土を使うのは初めての事だったので初めは四苦八苦でしたが、細く長い指がとても好みなのと、手一つで表情豊かになる事を知り次第に作る事に夢中になっていました。

ORGONE CREATURES
“単眼モスボール” M / S
Mサイズ 約H16cm
Sサイズ 約H12cm

瞳にオルゴナイト、
ペレット、綿、圧縮ウール、
表面に2種類のフェイクモスを細かく混ぜて自然な感じに見える様貼っています。
トップにフェイクグリーンと水晶(+鉱石風レジン)が生えています。
枝に付いているのはドライフラワーのサイプレスコーン、中にパールビーズが隠れています。
枝つきの単眼モスボールのみ吊るす為の金具付き。
手には軽量石塑粘土を使用、
アクリル絵の具で着色。
糸とビーズで留めているので上下に可動。

関連記事