toggle
2019-10-23

水木ゆかり(ままごと森)

Mizumi Yukari ( Mamagoto-mori)

ミナト町神戸に生まれ、本とお絵かきと海で、育つ。

2007年、別人格「よるのうさこ」として、お人形が畑からはえる「ままごと森」開拓。
協力者「かえるのまもちゃん」捕獲。

2008年から毎年、大阪老松町「雑貨店カナリヤ」にて作品展開催。
2016年「みそろぎ人形展」初参加。
現在 、「ままごと森」を、まもちゃんとうさこのユニットでたがやし中。
大阪府在住

URL http://mamagotomori.blog44.fc2.com/

大阪に住まいしておりまして、昨年九月のハリケーンの被害のきつい場所でしたので、自然の脅威というものを、実感いたしました。停電もあり、情報が一切入らなかったので、後日知りましたが、長く親しくしていたかたが、暴風で、亡くなっていました。

今年は関東が被害が大きく、関西は何事もなかったのですが、報道をみるにつけ、自然の力を、あらためて考えざるを得ない昨今です。おりしも、いつも写真を撮ってくださっている写真家安井進氏の個展があり、身近にある自然をテーマにした「風や森や雲」,そして、今回、みそろぎも、自然のしずけさがテーマです。

実のところ他の作品群を、資料もそろえて準備していたのですが、それは没。

自分の中での自然ってなにか考えたとき、日本古来の神様たちが、降りてきました。

世界の宗教でいうところのカミサマと少し違って、日本のカミサマは、自然の精霊というほうが近いのではと、私は思っています。

そんな、カミサマたちを作りました。自作の人形には、靴をはかせるのが楽しみなのですが、カミサマたちは、裸足にしました。

ままごと森は基本、布かフェルトなので、裸足の足指をつくるのは難しくて見栄えもしないと思うのですが、今回はなぜか、足指がこまごまと、縫えてしまい、なんだか自分の作業でないような感覚で、短時間に、カミサマたちが、アトリエのテーブル上に出現した次第です。

ほとんどの人形に日本古来のあるお守り的なものを封入しておりますが、カミサマたちには、多めに、いれたりしています。

日本の神様シリーズ
13〜20cm 布 
ノツチ (野椎)かえる被り・緑
ハツチ(葉槌)カナリヤ被り・黄
ミツチ(蛟)羊被り・アイボリー
シオツチ(塩椎)狼被り・ブルーグレー
ククノチ(久々能)まもの・黄
カグツチ(軻遇突智)うさ耳・赤
ビン入りちゃん
6cm 布、瓶付
関連記事